新たな時代は地下から始まる。ゾンビがテーマの生存戦略SLG
本作『ラストフォート:サバイバル』は、人類とゾンビの果てしない戦いを描く生存戦略シミュレーションスマホアプリだ。
全世界で1200万ダウンロードを達成済みの大ヒットスマホゲームであり、2022/9/16にリリースされた本作は日本語版にあたる。
本作の世界観は、ゾンビによって人類が滅亡一歩手前まで追いつめられた近未来である。
プレイヤーはわずかな生存者たちを束ねる指揮官として、人類最後の砦・地下シェルターで一から人類を再建していくぞ。地下シェルター内の開発から外界を徘徊するゾンビへの対策まで、やるべきことは山積みだ。
サバイバルの緊張感を疑似体験したい人にぴったりなゲームになっているぞ。
ここからは、さらに本作のストーリーを掘り下げてみよう。
「ここなら…もう安全かしら?」
強気な女性、エマは暗闇の中でそうつぶやく。彼女の周りには、ヒゲが目立つ壮年の男性・ブレイディ、機械に強いが気は弱い男・フェルナンド、そして女性エージェント・ナタリーの3人がいた。
この4人は街を、否、世界を覆い尽くすゾンビの大群から命からがら逃げだしてきたのだ。
ある日、なんの前触れもなく発生したゾンビウイルスにより、多くの人類はゾンビに変貌してしまった。
ゾンビに噛まれた人間もゾンビになる性質から、被害者は爆発的に増加。この世のありとあらゆる文明は崩壊の一途をたどっていった。
人類はもはや、滅亡の危機に瀕しているのだ。
エマたち4人が逃げこんだ暗闇には、剣でゾンビをなぎ倒す謎の少女・藤原千尋の姿が。彼女はこの先で兄と待ちあわせているらしい。
他に行くあてもないエマたちが千尋についていったその先には、水、電気、食品、物資…あらゆるものが備蓄された地下シェルターが広がっていた。
「すごい!夢でも見ているのか?」
だれもが喜んだが、それもつかの間。備蓄は決して多くなく、この地下シェルターで生きるには絶え間ない探索と開発が必要だとわかったからだ。エマたちは地下シェルター内で物資を調達し、生存圏を築く過酷なサバイバルに挑んでいく。
はたして生存者は生き残れるのだろうか?
地下シェルターを調べるうちに判明した謎の組織の正体と目的は?
ゾンビに囲まれた終末世界の楽園での日々がいま始まる。
採掘や農業で地下を開発。心地よい新世界を造りあげよう
本作では地下シェルター内での生活をシミュレートしていくわけだが、できることはかなり多い。資源の採掘から始まり、シェルターの再設計や対ゾンビ兵器の開発などさまざまだ。
プレイヤーによってまったく違う地下シェルターを造れるので、キミだけの世界を自由にアレンジできるぞ。
ゲームを始めてすぐの段階ではシェルター内は荒れ果てており、そもそも利用できない施設も多い。そのため、まずはシェルターの至るところを採掘して、居住スペースを広げる作業から始める必要がある。
「どこを掘ればいいかなんてわからない」という人は、ゲーム画面左下のミッションをチェックすればいい。
次になにをすべきか教えてくれるだけでなく、ミッションタブをタップすればそのまま実行する便利仕様になっている。
シミュレーションゲーム初心者でも快適に攻略していける、ナイスな配慮だ。
どこを採掘するか決めたら、作業するキャラを選んで実行しよう。だれに任せるかによって作業にかかる時間が変わってくるので要注意だ。
序盤はたかが数秒の違いだが、大規模な作業になると数十分、数時間の差になってしまう。どこにだれを割り振るかを吟味しないと痛い目を見るかも。
作業は採掘以外にも、ハシゴをかけたり食料を盗むネズミを捕えたりとさまざま。ゾンビのいない楽園を造るため、下準備も欠かさずやっていくべし。
無事にシェルター内のスペースを確保できれば、少しずつ生活区域を広げていける。生活区域ではゾンビや地下の暗闇に怯える必要もない。人間らしい生活を満喫しよう。
おすすめは、農作物を育てる地下農場だ。作物を育てればサバイバルの要である食糧問題を解決できる。思いどおりの作物を収穫するための農業シミュレーションも楽しめるぞ。
ほかにも、
- 生存者の部屋を改築するリフォーム
- レシピと食材を元に料理
- 採掘を進めて宝探し
- 車で外の世界の生存者を救出
など、地下シェルターでやれることは多く、自由度の高い箱庭シミュレーションが好きな人にぴったりなゲームだ。ぜひキミの理想とする地下の楽園をめざしてみてほしい。
緊迫のバトルでゾンビを狩りまくれ。兵器で一掃する快感プレイも
残念だが、地下シェルターはセーフティな楽園ではない。外には文明を滅ぼしたゾンビが無数にうろついており、一部はシェルターの中に入りこんでいる。
外の世界の二の舞にならないためにも、時にはゾンビを駆逐するアクションも必要になるぞ。
シェルター内でゾンビと遭遇すると、戦闘ユニットであるヒーローを使った戦闘が始まる。
戦闘そのものはオートバトルで進行するため、プレイヤーはどのヒーローをパーティに編成するかを決めるだけでいいぞ。
ヒーローにはそれぞれ得意な戦術が存在するので、なるべくバランスよくパーティを組むのが攻略のコツだ。
固有スキルによる効果も吟味しながら、最適なパーティを見つけだそう。「反射神経はないけど頭脳プレイには自信がある」というゲーマーならきっと熱中できるはずだ。
外の世界をうろつくゾンビが地下シェルターの存在に感づき、大群で襲ってくるケースもある。こうなるとヒーローによる各個撃破では侵略を防げないので、シェルター内で作れる兵器で迎え討とう。
開発できる兵器は大型ガトリングから戦車まで多種多様だ。兵器のレシピや資材もシェルター内を探索すれば入手できるので、襲撃に備えて用意しておくといい。
シェルターにむらがるゾンビがガトリングの掃射で次々倒れていく光景は、まさに気分爽快である。死んでいった人々の想いもこめて、容赦なくゾンビを狩りまくってやろう。
このように、本作ではゾンビから逃げるだけでなく戦って倒すモードも充実している。「バイオハザード」のようなゾンビハントのシチュエーションが好きな人にもおすすめだ。
シェルター生活を支える強く美しいヒーローをご紹介
ゾンビの危機と隣り合わせのシェルター暮らしで頼りになるのが、特別な力を持つヒーローの存在である。ヒーローはそれぞれ独自のビジュアルや設定を持っており、コレクションのしがいがあるぞ。
ゾンビとの戦いでは、どれだけヒーローを仲間にしているかが生死を分けるといっても過言ではない。ストーリーを進めたり、生存者をこまめに救出したりしてヒーロースカウトのチャンスを逃さないようにしよう。
また、仲間にしたヒーローは育成も可能だ。育ちきったヒーローは一騎当千の活躍をしてくれるので、気に入ったキャラを見つけたらドンドン強化してあげよう。
ここからは、本作に登場するヒーローの一部をお見せしよう。
▲藤原千尋(画像左)
シェルター付近に迷いこんだエマたちを助けてくれた剣客の美少女。愛刀はゾンビを一刀両断するほどの業物であり、千尋の腕がその切れ味を存分に活かしている。
性格は、生粋のひねくれ者。他人に決して気を許さず、貴重な生存者と遭遇しても慣れあおうとしない。そのため、地下シェルター内でも単独行動が目立つ。
当座の目標は兄との再会。地下シェルター内で育ったとの発言や肝心の兄が行方知らずなど、どうやら謎が多いようだが…?
▲小早川(画像右)
ピンク色のおさげとパンクなファッション、そして身の丈をはるかに上回るガトリングがトレードマークの少女。性格はお茶目だが、頭の回転は早い才女。
その巨大なガトリングによる一斉掃射は非常に強力であり、ゾンビの群れもあっという間に一掃する制圧力を持つ。
ガトリングを使いこなす秘訣は両手に着けた特殊なグローブ。このグローブが彼女の細腕を補佐し、怪力を与えているらしい。ちなみに本人は性能よりかわいいビジュアルを気に入っている。
▲小川剣(画像左)
遠い東洋からさすらってきた剣客の男。マンホールのふたのような笠に革製の袴など、和風とも洋風とも言い切れない奇妙な恰好をしている。
見た目は変だが剣の腕は超一流。仲間にできれば、接近戦でチームの防衛ラインを死守する
切り札になってくれるだろう。
▲レベッカ(画像右)
5歳のころにゾンビウイルス事件に遭遇し、以後20年銃を手に取りつづけた悲運の女性。スナイパーとしての実力は随一であり、ゾンビに屈さない精神力を持つ。
いかにもなクールビューティーだが、本性は他人を思いやれる優しい人。「探しつづければきっとより多くの生存者を見つけられる」が口癖であり信条だ。
スマホで終末を図太く生きろ!
ゾンビサバイバルのコンセプトが非常に明快に打ち出されている本作。より良い地下を築く頭脳プレイと、ゾンビどもを倒しまくる爽快プレイがセットになっているのがウリだ。
2種類のSLGを同時に楽しめるので、「シミュレーションはいつも途中で飽きる…」という人にこそ遊んでほしい。
また、ゲームを進めれば他プレイヤーと協力しあえる戦略同盟が解放される。オンラインゲームらしい交流を望んでいる人にもうってつけだ。
ここまで読んだ人はぜひ『ラストフォート:サバイバル』の世界に飛びこんでみよう。
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